このページでは、アジアアロワナとはどういった魚なのかを説明します。
アロワナの歴史
アジアアロワナは、およそ150年前魚類学史に登場しました。
結構皆さんに馴染み深い南米のアマゾン川に生息する『シルバーアロワナ』と同じ時期に発見され、その形が似ている事から同じ『osteoglossum(オステオグロッサム属)』に位置付けられました。
その当時の学名はosteoglossum formosus(骨のように硬い舌 流線型のフォルム)。
その35年後、オーストラリアで発見された第三番目のアロワナ、scleropages leichard(スポッテッドバラムンディ)の方がアジアアロワナに似ている為、オステオグロッサム属からスクレロパゲス属へと移されました。
それでは各タイプの特徴を述べていきましょう
スーパーレッド
恐らくアジアアロワナの中で一番皆さんが思い付くタイプでしょう。
全身が紅く色づくタイプでアジアアロワナの中では最大種で最大80cm程まで成長します。
最も個体差の激しいタイプで色もオレンジ色(おそらくバンジャールとの混雑種)から紅色までかなりの差があり、鱗低(鱗の内側)の色も緑や青、紫等あり、鱗かく(鱗の外側)の赤の太さで太いのを『辣椒紅龍』と呼んだり逆き細いのを『血紅龍』と呼んだりします。
価格帯は個体差に比例して広く、10万円台から100万円台程までありますが、大体20万円から50万円程のが妥当なスーパーレッドでしょう。
マレーシアゴールデン
アジアアロワナの中で最も希少で高価なアロワナ。
サイズは最も小さく50cmを越える個体はなかなかいない程。
体は年月が経つにつれて黄金色に染まる。
インドネシアゴールデンと色は似るが、その違いは背中まで金が巻く事。
1日単位でじりじりと金が巻いていく(最初の時点での巻き加減は個体により差がある)。
以前はその繁殖の難しさからインドネシアゴールデンとの混雑種(俗にいう高背金龍)が出回ったが、金が背中まで届かず途中で止まってしまう為、背中まで金が巻く事がものすごい価値があったが、現在は純血の個体が殆どの為、遅かれ早かれ背中まで巻く事は確実となった。
ここ最近ではブルータイプと呼ばれるタイプが人気を集めている。
ブルータイプとは鱗の内側が藍色に見える個体で、年月と共に外側から金色が覆い被さっていく個体のこと。
なぜ鱗が青く見えるのか?
それはマレーシアゴールデンの肉の色が青いからです。
つまり鱗の金の巻きが遅い個体は鱗が透けて中の肉の色が見えるという事です。
マレーシアゴールデンを黒く囲った水槽に入れて横から水中蛍光灯で照らせば金が鱗を覆って無い場合、青く見えるのです。
では何故最近からか?
先程述べたとおり、以前はマレーシアゴールデンの純血種が少なかった、これにより輸入する個体を選ぶ際に金の巻きが遅い黒っぽい個体はインドネシアゴールデンとの混雑種ではないかと懸念され、なかなか輸入されなかった。
それが今となってはマレーシアゴールデンの純血が約束されてこそ輸入できるようになった事で、新たなマレーシアゴールデンの魅力が見つかったのである。
価格帯は高く安くても30万円は下らない、それに加えて上はキリが無いのも事実。
当店でもマレーシアゴールデン・スペシャルが300万円で売れた歴史もある。
インドネシアゴールデン
おそらくほとんどの人がグリーンかどちらかを最初に飼う馴染み深いアジアアロワナ。
サイズは50cmを越える位。体が太く、大きくなると迫力が出る。
体色は黄金と呼ぶにふさわしい程黄色みを帯びた金に輝く。
しかしマレーシアゴールデンと違い背中まで金が巻かないのも特徴で、背中の漆黒と黄色い金、そして紅尾金龍と呼ばれるようにしりビレと尾鰭の下側が赤く染まるので、かなり欲張りなほどの魅力がある。
性格も大人しく、他の魚ともうまくいくパターンが多いので、最初に飼うアジアアロワナとしてお勧めです。
価格帯は数万円単位。10万円以上の個体はなかなかいない。
グリーンアロワナ
恐らく一番多くの人が飼った事があるアジアアロワナではないだろうか?
価格は安い個体では2万円ほどで一番買いやすいアジアアロワナだろう。
体色は銀色で内側からピンクと青緑の模様が入る。
体高が低いのでやや細いイメージがある。
大きくなるに連れて体色等の変化は無いに等しい。
性格は荒く、ケンカさせれば恐らく世界一強いアロワナだろう。
なので混泳はあまりお勧めできない。
買いやすいアジアアロワナではあるが、飼いやすいアジアアロワナではないという事は確かですね。
バンジャール
以前より謎の多いアロワナ。
グリーンの地域変種なのか、スーパーレッドとグリーンのハイブリッドなのか未だに色々な説があるが、どれも確実な証拠がないのでよくわからない・・・。
イエローアロワナと呼ばれるように鰭は黄色に染まり、体色はグリーンとほぼ同じで成長に応じた変化は無い。
以前はスーパーレッドとかかりやすい事からオレンジ色で止まる偽スーパーレッド(1.5号紅龍とも呼ばれた)の厄因ともなっていて輸入業者や飼育者を悩ませていた。
しかしここ最近ではスーパーレッドと1:1で掛け合わした個体や純血の綺麗なバンジャールなどが人気をあつめ出している。
値段はグリーンより高くインドネシアゴールデンより低いといったところだろうか。
がしかしアロワニア(アロワナのみの雑誌)の表紙を飾るようなバンジャールは別格の価格となる。
サイズなどはグリーンとほぼ同じだが、スーパーレッドとのハイブリッドなどはどれほどの大きさになるかは不明。